「髪ダメージ」と聞くと、強い紫外線を受ける夏をイメージする方が多いのではないでしょうか?実は空気が乾燥する秋冬も、髪へのダメージは大きいんですよ。乾燥する季節は、肌だけでなく髪のうるおいも失われがち。パサつく髪を放っておけばダメージは増す一方です!だからこそ、いますぐ対策を始めましょう!今回は乾燥によるダメージを防ぐ基本のヘアケアや、うるツヤ髪をキープするポイントをご紹介します!

冬の髪ダメージや髪トラブルは?
半年前の生活状況が今現在の髪へと反映されます。秋冬ですと、春夏に浴びた紫外線や不規則な生活が影響していると考えられます。そこに乾燥が加わることで、さらにダメージが加速しやすい状態になるのです。
静電気・パサつき
乾燥で髪がパサついてもつれることで、髪同士がこすれて静電気を生じやすくなります。特に細い髪の方は髪が摩擦に弱く、静電気が起こりやすいので要注意!髪表面のキューティクルが傷むとパサつきが加速するので悪循環です。
頭皮のかゆみ
頭皮環境の悪化によりかゆみが出ることがあります。冬は頭皮も乾燥し、気温の低下で血行も悪くなるためです。かゆみがでた時は、かゆいからといってゴシゴシと掻きむしるようにシャンプーすると、さらに頭皮にダメージを与えてしまうので気を付けましょう!
抜け毛
秋冬に抜け毛が増えたと感じたことはありますせんか?抜け毛の原因は、夏の疲れや頭皮に蓄積した紫外線ダメージ。抜け毛トラブルが長引くと頭皮の状態がさらに悪化して、冬の枝毛や切れ毛につながります。
髪のうねり
雨の日などの湿気の多い時は髪がうねって困る、という方は少なくないはず。ですが、実は乾燥によってもうねりは出やすくなるんです。水分が失われた髪は膨張して広がるため、クセが出て思うようなスタイリングができないことも。

毎日のケアで潤いキープ
キレイな髪を育むには、髪の毛の保湿だけでは不十分です。髪の土台となる頭皮を清潔に保ち、髪の乾燥対策を行うことが大切です。これからご紹介するケア方法は、難しいことはありません。いつものケアをちょっと見直すだけで髪のコンディションは改善しますよ!
ブラッシング
ブラッシングには血行促進やマッサージ効果のほか、見た目にもツヤが出たりとうれしい効果がたくさん!汚れも浮きやすくなるので入浴前がおすすめです。また、ブラシは頭皮に優しいクッション性のあるブラシを使用すると◎
シャンプー前に丁寧な予洗いを
シャンプー前の「予洗い」とは、37℃程度のお湯で髪を洗うこと。汚れの大半はこれで落とせます。手指をやさしく動かしながら丁寧に頭皮を洗い流します。頭頂部は勢いよくシャワーを当てると薄毛の原因になることもあるので注意。
毎日のシャンプーは必要ナシ
洗いすぎは頭皮に必要な皮脂や常在菌まで取り去ってしまいます。汗をかきにくい冬のシャンプーは2日に1回程度でも大丈夫です。スタイリング剤を使っていない日は、予洗いとコンディショナーだけで済ませるなどでも◎
お風呂で体を温める
体が冷えると頭皮の血流も悪くなります。冬は週に1〜2回を目安に体を芯から温め、頭はもちろん全身の血行促進を心がけましょう。体力に自信のない方は半身浴でも大丈夫です。
ドライヤー前のトリートメント
シャンプー後は、なるべく早く髪を乾かしましょう。ドライヤー前には必ず洗い流さないトリートメントをして、しっかり保湿しながら乾かします。トリートメントを使用することで、寝ている間の髪の摩擦も軽減され、朝のスタイリングはまとまりやすくなります。
番外編!髪のために摂りたい栄養素
ツヤのある美髪をつくるには、バランスのよい食生活が不可欠です。特に髪の主成分でもあるタンパク質は積極的に摂っておきたい栄養素。肉や魚、卵、大豆製品などを意識的に摂るよう心がけましょう!
【ビタミンB2】鶏・豚・牛レバー、うなぎ
【ビタミンE】アーモンド、オリーブオイル、アボカド、かぼちゃ
【亜鉛】牡蠣、煮干し、納豆
【ビオチン】きのこ類、鶏レバー、落花生
【銅】牛レバー、干しえび、ココア、湯葉
【マグネシウム】あおさ、乾燥わかめ、刻み昆布
髪は一年を通して季節にあったケアが必要です。スタイリングやシャンプー時に気を付けることだけでなく、毎日の食生活や質の良い睡眠など、できる範囲で実践してみてくださいね♪